過食症のストップ報告

過食が止まった体験談をまとめました。

タグ : 拒食

摂食障害で通院や入院を経験。止まらなかった過食衝動が減り始めています。

女性 23歳 A型
私の摂食障害は中学校からはじまっていました。
部活をしていましたが、学校側の事情で2年生の時に廃部になりました。
部活をしていた頃は155センチ48~9キロでしたが、部活が終わると一気に10キロも体重が増えました。
太った自分が犯罪者かのように感じました。
焦りまくった私は、ウォーキングをしたり極端に食事量を減らしたり、当時緑茶はダイエットにいいという情報をTVで知り、
毎日滅茶苦茶に濃い緑茶を大量に飲んでいました。
確かに体重は5キロ程減りましたが、緑茶の飲み過ぎで胃がムカムカしたり体温が下がりいつも酷い寒気がしていました。
母には、「ちゃんとご飯食べなさい、もう緑茶飲んだら駄目」と言われていましたが、私は、全く言うことを聞きませんでした。
むしろ、母は私のことを理解してくれないと感じていました。
この頃から今まで1度も普通の食事を出来ていません。
高校に入ると更に体型を気にするようになりました。
毎日毎日食べることと痩せること、それしか考えていませんでした。
友達付き合いも上手くいかない。
母とも衝突ばかりで毎日本当に孤独感でいっぱいでした。
痩せることだけに執着していった私は、海外のダイエット薬を飲んだり煙草を吸ったりしました。
不登校にもなりました。
高校時代は過食と拒食の繰り返し。
この頃から嘔吐もするようになりました。
なんとか高校を卒業しても、進路なんか決める余裕もなかったので、しばらくニートで引きこもっていました。
引きこもりの間、体重は67キロまで増えました。
痩せなければ痩せなければ、そう思えば思う程に過食をしました。
このままじゃいけないとまた極端なダイエットをしました。
少し体重が減ると仕事を少しずつ始めていきましたが、やはり摂食障害 のせいでうまくはいきません。
症状は過食嘔吐のみになり、体重は158センチ42キロまで落ちました。
39キロまで痩せようと思い始めた頃、入院しました。
このままだと、死ぬんじゃないかと初めて感じました。
通院もしましたが、症状は変わりませんでした。
その後アルバイトをするようになりましたが、稼いだお金は全て過食費に消えています。
過食嘔吐により、体重体力ともになく半日程しか働けません。
死んだ方が楽だと数えきれない程思ってきましたが、やっぱり生きたいです。
治って「過食嘔吐していた頃もあって大変だったね」と笑いながら話す自分に会いたくなりました。
今、センターに相談して過食衝動が減り始めています。
治療を先延ばしにしたり、過信する余裕はもうどこにもありません。
好きな食べ物を好きな時に心から美味しいと感じられていた私を取り戻します。

過食症を発症して31年。仕事も家事もできません。

女性 会社員 48歳 B型
一番最初は18歳の頃。
食べることが楽しくて、食べ過ぎて苦しい時、吐くと楽になることにきづきました。
吐いて楽になることを覚えたら次は、「お腹がいっぱいだから」と食べることが止められなくなり、
食べたいだけ食べるために吐いていました。
2人目を妊娠中、
毎日のように過食嘔吐していたものだから、
喉が炎症を起こし、抗生物質を何度も処方してもらうことになり、
産婦人科の先生に「次は責任持てませんよ。」と言われたことを思い出します。
子供が小さい頃も、バイキングやデザートビュッフェに行っては、思い切り食べて吐いていました。
若い頃は体力もあったし、食べることが楽しかったから、
毎日のように過食嘔吐しても、自分が異常だなんて思っていませんでした。
10年あまり前から、あんなに好きだった食べることに興味がなくなってきました。
食べたい物がない。食べもおいしく感じない。
初めて「食欲がない」という経験をし、自覚のないまま拒食症を発症。
体重の激減により初めて月経が止まりました。
仕事も1年くらい休みました。
脱毛が激しくなり、髪の毛が半分くらいに減りました。
急速に肌も衰えました。
その時は摂食障害のせいだなんて気付かなかったけど、
徐脈(40回程度/分)になり、血圧低下(上が70くらい)になり、低血糖で意識消失したり、いろんな合併症が出てきました。
拒食はおさまり、体重が元に戻ってからも、半年ほど生理が来ませんでした。
数字にはできませんが、物忘れがひどくなり、目が悪くなり、人間関係を円滑に保つことができにくくなり、引きこもりがちになりました。
だんだん我慢が苦手になり、仕事も継続して続けることができなくなりました。
その後、拒食と過食嘔吐を繰り返し、
体重も徐々に減っていき、9号サイズでピッタリだった体型から、
とうとう子供服でないと合わないサイズになってしまいました。
夫や娘から、(体型が)「イタイ」と言われています。
過食嘔吐が苦しくて、家事もできないほど怠惰になった自分が許せなくて、悩んでいる時にこのサイトにたどり着きました。
摂食障害が難病だと知りました。
その通りだと思います。
こんな辛い思いを一生続けていかなければならないのか、と思っていましたが、
この機会を、ぜひ病気を治す1歩にしたいと思います。

過食症で失ったもの・・・周りの大切な人、健康な身体・・・

女性 学生 18歳 O型 福島県
拒食でご飯が食べられなくても元気だった頃のわたしには、
まさか自分が過食症になるだなんて思ってもいませんでした。
過食をして太っていく自分、浮き出ていた骨が埋まっていく不安から、
毎日布団で泣いていた過食の始まりの頃を思い出します。
いつからか、食べることと体型が生活の中心になり、
身体の健康、心の健康を削ってまで痩せることにしがみついていました。
でも過食嘔吐は痩せません。
病気になり4年が経ちましたが、
拒食、過食、過食嘔吐で手に入れたものはボロボロで不健康な身体だけだと思います。
摂食障害は、友達との交流をなくしたり、家族もバラバラにしてしまうなど、周りに沢山の影響を与えてしまう病気だと思います。
出来るなら、家族と一緒に暮らしていた病気になる前の自分に戻りたいです。
家族と暮らしたい、友達とワイワイお喋りしたい、そんなごく普通のことさえも叶わない、この病気は恐ろしい病気です。

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