過食症のストップ報告

過食が止まった体験談をまとめました。

過食嘔吐は自分でコントロールできる、というのは間違いです。

女性 会社員 26歳 B型
妊娠前は、身長152センチ体重39から40キロで痩せ体型でした。
ダイエットをしたこともなく、どんなに食べても次の日に下剤を使うこともありませんでした。
親譲りの太りにくい体質で、子どものころは痩せていることをコンプレックスに思っていたくらいです。
しかし約3年前の妊娠を期に状況が変わりました。
食べれば、それなりに脂肪になり増える。
そして妊娠で13キロ太り、産後は残り4キロが戻らずに育児休暇も終わり職場に復帰して健康診断を受ける季節に。
最初は健康診断に向けて妊娠前の体重を目標に、とサラダしか食べなかったりの極端なダイエットをして健康診断が終わったら普通に食べるつもりでした。
それが久しぶりに妊娠前の体重に戻ったのが嬉しくて、体重を増やしたくない、増えるのが恐い、と思うようになってしまい、サプリメントと食べないダイエットを始めてしまいました。
このころから1日に何回も体重を計ってしまうようになりました。
1日じゅう食べなかった日もありフラフラな時期もありました。
半年後の健康診断のときには152センチで35キロ(BMI15.1)近くになりましたが、
普通に考えたら痩せすぎなのに、細くなった足に嬉しさがあり、
増やしても38キロまでと言う意識が生まれました。
でも、こんなことしててはダメだと思い炭水化物以外は食べるようになりました。
しかし、いつの間にか再び体重が気になりすぎて食べるのを我慢するようになりました。
朝は何も食べない、お昼は同僚の目もあるから少しは食べる、帰宅すると空腹すぎて過食。
少しだけ食べようとするけど、1口、2口…途中からどうでもよくなりドカ食い。
そして体重を計り焦ってトイレで指を入れて吐く。
また体重を計りあまり減ってないと再びトイレで無理やり吐く。
この繰り返しでしたが、少しだけ止まった時期があり、過食嘔吐は自分でコントロールできると錯覚してしまいました。
今では朝御飯に少ししか食べてなくてもトイレで無理やり吐き、
昼は職場なので、吐けない怖さから少ししか食べず、
帰宅してすぐに大量のお菓子やごはんを食べてトイレで吐く。
体重を確認。少ししたら再び過食してトイレで吐いて体重確認。
今考えると、なぜ「過食嘔吐は自分でコントロールできる」と錯覚したのかわかりません。
そのような、頭で考えてわかることと違うことをしてしまうのがこの病気の怖いところです。
これからは、自分でコントロールできるという誤った認識を捨てようと思います。