過食症のストップ報告

過食が止まった体験談をまとめました。

意志の力や愛の力だけで治らない

女性 会社員 33歳 B型 岡山県
20歳から過食嘔吐が始まって、出産、育児、過呼吸、万引き、、、
その都度絶対に止める。と、強く心に決めていました。
1年間ストップしたり、最大で一年8ヶ月完全ストップしたこともありました。
止め方をしらない私はとても頑張り屋さんだと思います。御立派だとほめてあげます。
いくら怖い辛い体験をしても、いくらこの病気の怖さ大変さをしても止めることが出来なかったのです。
再発を続けていき経年増加に拍車をかけて行ったのです。
この病気になっている人はこの忘却によって止めることが出来ないんじゃないかな?って感じました。
人間て良く出来ていて辛い思い出はすぐ忘れるようになっているんだと思います。
その辛さやしんどさが大きければ大きいほどさっぱり忘れるように人間は出来ているのです。
例えば人が亡くなっても月日が経てば笑って日常を送れるようになります。
悲しい事件で殺害された家族が十数年かけて裁判を続けて行くことが多々ありますが、
遺族にとって一番辛いのは当時親族が殺されたあの凄まじく辛く怒りに満ちた、あの感情を忘れて行く事だそうです。
辛いからこそ忘れてしまうのです。そのように人間は出来ているのです。
出産もまた同じ。どのお母さんに聞いても口をそろえて言うでしょう。
「あの痛みはすぐ忘れる。」そうなんです。
凄まじ過ぎるあの痛みは忘れないと子孫を残せないんです。
本当に痛くて通常では考えられない耐え難い痛みだからこそすぐ忘れるのです。
だから私は1年も1年八ヶ月も我慢できたのだから過食嘔吐暦が13年と長いにしても回復の余地が大いにあるのです。
このように思えたのも相談を受けて5日目の今日です。
この思いを絶対に書き記さねばいけないと思い文章もめちゃめちゃですが
手が進むままにこのように活字として残していっているのです。
再発を繰り返し最近まではなんと
「過食嘔吐とうまく付き合って行こう。
過食費以外は何も悪い事なんて無いんじゃないか!」
っていう最悪な感情になっていました。
そりゃ、今も心の奥でその感情がニタニタ笑って顔を覗けているけどね。
でも、そいつも消去すべく手順を今こうやって指導してもらっているんだよ。
相談前はどうせ完治しないんじゃ意味ないし。
何やっても私の意志では完治はむり。一生無理!って思ってた。
でも違うんです。問題は完治するとか完治しないに一番に目をやるんじゃないんだ。
この曲がってしまった思考回路をただ、ただ正常に導くだけなんだ。
過食嘔吐=いい事なし。 不幸まっしぐら。犯罪への道。たったコレだけのこと。
ただ、これが難しい。症状の出ている方は症状=ストレス発散。快楽。と、インプットされている。
症状が出なくても我慢しているだけだから必ずまたやっちゃう。必ずね。
正しい思考回路を繰り返し自分の中で繰り返し導けばどんな人でも必ず闇から抜け出せるはずです。
苦しい?そりゃ苦しいよ。苦しいから過食や過食嘔吐なんかを続けているんでしょ?
ここなら一日ずつ目標がある。辛いともし感じても1才の子供だって病気になれば注射を我慢するでしょ!
病気だから治るまでには多少の時間はかかる。
血が出ればかさぶたになり、それが剥がれ落ちるまでの時間が必要となる。全く同じ。
あなた1人じゃない。みんないる。ここには皆いる。
愛でなおせるからいい?いいえ愛だけでは治りませんよ。自分の意志だけでは治りませんよ。